受験生フィールド

鬱屈した爆発! 鬱屈した爆発! 鬱屈した爆発! 誰があなたがココに来ることを予期しただろう?

『人間の絆』サマセット・モーム
岩波文庫で上中下に分かれる長編。
海外文学すご。フィリップ…お前ってやつはどうしてそうクズなんだ…

『ヘヴン』川上未映子
朝日新聞連載「おめかしの引力」は好きでした。
エッセイ面白いから小説もさぞや…と思って『乳と卵』読んだらそうでもなかった。
最近この人はいろんな文学賞の選考委員をして、偉そうなコメントをしているのが鼻につくので「お前そんなに偉そうなこと言えるようなすごい小説書いてんのかよ」と思って名作の誉れ高いこれを読んだら、やっぱり期待通りじゃんか!

残像に口紅を筒井康隆
この人の凄いのは、実験をちゃんと最後までやり遂げるところ。偽文士日碌も終わりそう。

騎士団長殺し村上春樹
井戸も枯れてしまった…のか…?

1973年のピンボール村上春樹
風の歌を聴け』がすごく爽やかで「確かにこれはすごい」と思ったけれど、これはかなり二番煎じ感強い。雰囲気で書いた感じ強い。でも芥川賞候補になるんだね。しかも高評価する人もいるんだね。やっぱり一人ひとり感じ方違うんだ。

『美しい星』三島由紀夫
金閣寺』を読んだときは子供過ぎて何がなんだかわからなかった。
これは読みやすくて三島の印象が変わった。こんなSF書くんだね!
女の子をたぶらかした男…謎。

『カンガルー・ノート』安部公房
ちょっとくどかったです。

砂の女安部公房
読むとざらざらしてくる。これを読めば、『カンガルー・ノート』は別に読まなくても良かったかも。

『スクラップ・アンド・ビルド』羽田圭介
なるほど〜という感じ。空を見上げて終わり、でも芥川賞は獲れるのだ。…いや、おもしろかったです。

『猛スピードで母は』長嶋有
文体が似てるわけじゃ全然ないんだけど、受ける印象が村上春樹に似た静謐な感じ。『サイドカーに犬』もしかり。なんかこう生活感溢れてる。

肉体の悪魔』ラディゲ
若い感じが溢れてる。石原慎太郎の『太陽の季節』みたいな、ちょっとイタいというか自意識過剰というか。

『旅のラゴス筒井康隆
うむ。