受験生フィールド

鬱屈した爆発! 鬱屈した爆発! 鬱屈した爆発! 誰があなたがココに来ることを予期しただろう?

書評って面白い

だってさぁ、ある商品のダメなところをあげつらってると普通は営業妨害になるじゃん。
でも書評ってどんなにこき下ろしても営業妨害にならないどころか、作品の売れ行きが伸びたりするよね。
これって、対象となる本というものが「使う」ものではなく「味わう」ものであることに起因すると思うんだよね。ちなみにここでいう本ってのは実用書じゃなくて読み物の類ね。
例えば掃除機ならスイッチ入れたらゴミ吸うけど、本は文字が羅列されてる紙の束で、それ自体は別に何もしない。動作の主体は人間なわけ。
てことは書評が評論してるのは、人間だ!
「自分が本を読んで思ったこと」について(客観的な分析が100%の書評はありえないので)あれこれ言ってるわけだから、これは本そのものの批評ではないよね。いや、でもそんなの暴論なんだけどさ。

いやそのつまりね、何がいいたいかって言うとさ、今朝日新聞夕刊で『私はテレビに出たかった』って連載されてるじゃない?松尾スズキの。
わたしが読んだことあるのって『同姓同名小説』とこの『私はテレビに出たかった』だけなんだけどさ。
芥川賞候補になったことあるっていうけど、つまんなくね?
なんかあざとい。
『私は~』に関しては連載だからある程度は仕方なかったのかもしれないけど(てかまだ連載終了してないのにこんなこと言うのもアレなんだけど)、
つまんないよね。
森見登美彦のぽんぽこ仮面…『聖なる怠け者の冒険』も悲惨だったけど(タイトルからしてとってつけた感満載)、これは少しはマシにしても、とても芥川賞候補になった作家の作品とは思えんよ。いや、だからこそ受賞できないのかもしらんけど。


と、いうことで、こんな風にボロクソにこき下ろしても、書評である限り営業妨害にはならないわけですよ。
あ、書評じゃない?
しかも有名人のブログじゃないから、話題にもならない?
それならいいじゃないか。それならそれで結構だ。伊武雅刀

つまりつまり、真に言いたいのは、いくら大物ぶって個人ブログやTwitterなんかで主張してみたって、見向きする人間なんて一握の…いやひとつまみの砂にすら満たないわけですよ。
本当に才能や実力があるとお思いなら、文学賞でもオーディションでも受けてみたらどうかね。

そう、そんな隠居ヅラしたわたしを見てもらう、ここはブログなんです。